副業でUnreal Engineを使うなら妥協できないスペック

開発環境に求められる性能は想像以上にシビア
副業でゲーム開発に取り組むなら、限られた時間を無駄にしないPC選びが重要になってきます。
Unreal Engineは高品質なビジュアル表現を実現できる反面、開発環境には相当な負荷がかかることが分かっています。
シェーダーのコンパイル待ちやライティングのビルドで数十分も待たされていては、貴重な夜間や週末の作業時間が削られてしまいますよね。
グラフィックボードはGeForce RTX5070Ti以上、CPUはRyzen 7 9800X3DかCore Ultra 7 265K以上、メモリは最低32GB、できれば64GBが必須ラインになります。
本業に支障をきたさないための投資という考え方
「副業なのにそこまで投資するの?」と疑問に思った方もいるかもしれませんが、実は本業のパフォーマンスを守るためにも高性能PCは必要なのです。
初期投資を惜しんで時間を浪費するより、適切なスペックのマシンで効率的に開発を進める方が、結果的に副業としての収益化も早まります。
グラフィックボード選定が開発効率を左右する

NVIDIA一択になる明確な理由
Unreal Engine開発においてグラフィックボード選びは最も重要な要素といえます。
NVIDIAのGeForceシリーズ、特にRTX50シリーズが圧倒的に有利です。
なぜなら、Unreal EngineのリアルタイムレイトレーシングやLumenといった最新機能は、NVIDIAのRTコアとの親和性が極めて高く設計されているからです。
開発ツールの最適化状況を考えると、NVIDIA製品を選ばない手はありませんね。
RTX5070TiとRTX5080の性能差を開発視点で見る
GeForce RTX5070TiとRTX5080では、価格差が5万円から7万円程度ありますが、この差額に見合う性能向上があるのか悩ましいところ。
結論から言えば、フルタイムの開発者でなければRTX5070Tiで十分な性能を確保できます。
RTX5080が真価を発揮するのは、4K解像度でのリアルタイムプレビューや、大規模なオープンワールドマップのライティングビルドを頻繁に行う場合です。
副業開発者の多くは1920×1080か2560×1440の解像度で作業することが多く、この環境ならRTX5070Tiのパフォーマンスで不満は感じません。
むしろ浮いた予算をメモリ増設やストレージ容量アップに回した方が、トータルでの開発効率は向上するでしょう。
VRAMは12GB以上が安心ライン
RTX5070は12GB、RTX5070Tiは16GB、RTX5080は16GBのGDDR7メモリを搭載していますが、中規模以上のプロジェクトを扱うなら16GB搭載モデルを選択した方がいいでしょう。
エディタ起動時だけで4GBから6GB程度のVRAMを使用し、そこにプロジェクトのアセットやテクスチャが読み込まれると、あっという間に10GBを超えてしまいますよね。
| グラフィックボード | VRAM容量 | 推奨用途 | 価格帯目安 |
|---|---|---|---|
| GeForce RTX5060Ti | 8GB | 小規模プロジェクト・学習用 | 6万円台 |
| GeForce RTX5070 | 12GB | 中規模プロジェクト | 9万円台 |
| GeForce RTX5070Ti | 16GB | 中〜大規模プロジェクト | 12万円台 |
| GeForce RTX5080 | 16GB | 大規模・4K開発 | 18万円台 |
パソコン おすすめモデル5選
パソコンショップSEVEN ZEFT R60XY
| 【ZEFT R60XY スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen7 7800X3D 8コア/16スレッド 5.00GHz(ブースト)/4.20GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5060 (VRAM:8GB) |
| メモリ | 16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | Thermaltake S100 TG |
| CPUクーラー | 空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400 |
| マザーボード | AMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0 |
| 電源ユニット | 650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT Z57Z
| 【ZEFT Z57Z スペック】 | |
| CPU | Intel Core Ultra5 245KF 14コア/14スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.20GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5060Ti 16GB (VRAM:16GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | CoolerMaster Silencio S600 |
| CPUクーラー | 空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400 |
| マザーボード | intel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi |
| 電源ユニット | 750W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN EFFA G09Q
| 【EFFA G09Q スペック】 | |
| CPU | Intel Core Ultra7 265K 20コア/20スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.90GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5050 (VRAM:8GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | Thermaltake S200 TG ARGB Plus ホワイト |
| CPUクーラー | 空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400 DIGITAL WH |
| マザーボード | intel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi |
| 電源ユニット | 650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| 光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ (外付け) |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT R60CP
| 【ZEFT R60CP スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen7 9800X3D 8コア/16スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5070Ti (VRAM:16GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (16GB x2枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | Fractal Pop XL Silent Black Solid |
| CPUクーラー | 水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black |
| マザーボード | AMD B850 チップセット MSI製 PRO B850M-A WIFI |
| 電源ユニット | 850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (CWT製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| 光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ (内蔵) |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT Z55AS
| 【ZEFT Z55AS スペック】 | |
| CPU | Intel Core Ultra9 285 24コア/24スレッド 5.60GHz(ブースト)/2.50GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX4060 (VRAM:8GB) |
| メモリ | 64GB DDR5 (32GB x2枚 Micron製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | ASUS ROG Hyperion GR701 ホワイト |
| CPUクーラー | 空冷 サイズ製 空冷CPUクーラー SCYTHE() MUGEN6 BLACK EDITION |
| マザーボード | intel B860 チップセット ASUS製 ROG STRIX B860-F GAMING WIFI |
| 電源ユニット | 650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| 光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ (外付け) |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
CPUは大量のコンパイル処理をさばく心臓部

マルチコア性能とシングルコア性能のバランス
Unreal Engineの開発では、シェーダーコンパイルやC++コードのビルドで大量の並列処理が走る一方、エディタ操作のレスポンスにはシングルコア性能が効いてきます。
この両立が求められる環境において、Ryzen 7 9800X3DとCore Ultra 7 265Kが最適解になるわけです。
Ryzen 7 9800X3Dは3D V-Cache技術により、大容量のキャッシュメモリを活用した高速なデータアクセスを実現しています。
特にシェーダーコンパイル時のキャッシュヒット率が高く、2回目以降のビルド時間が劇的に短縮されるのを実感できるはずです。
一方、Core Ultra 7 265Kは効率コアと性能コアのハイブリッド構成により、バックグラウンドでのコンパイル処理を効率コアに任せながら、フォアグラウンドのエディタ操作を性能コアで快適に保つことができます。
コア数は何個あれば足りるのか
「コア数が多ければ多いほど良い」というわけではありません。
Unreal Engineのシェーダーコンパイルは確かに並列化されていますが、実際に効率的に使えるのは16コア程度までで、それ以上は費用対効果が薄れていきます。
Ryzen 9 9950X3Dの16コア32スレッドやCore Ultra 9 285Kの24コア(8P+16E)は魅力的に見えますが、価格差を考えると副業開発者には過剰スペックといえるでしょう。
クロック周波数の重要性
エディタ上でのビューポート操作やブループリントのコンパイルといった、リアルタイム性が求められる処理では、クロック周波数の高さが効いてきます。
Ryzen 7 9800X3Dは最大5.2GHz、Core Ultra 7 265Kは最大5.5GHzまでブーストするため、どちらを選んでも快適な操作感を得られるでしょう。
Core Ultra 200シリーズとRyzen 9000シリーズは前世代より発熱が抑えられているとはいえ、高負荷時には相応の冷却が必要です。
BTOパソコンを選ぶ際は、標準の空冷クーラーではなく、DEEPCOOLやNoctuaといった高性能空冷クーラー、または簡易水冷クーラーへのアップグレードを検討した方がいいでしょう。
| CPU | コア/スレッド | 最大クロック | 推奨用途 | 価格帯目安 |
|---|---|---|---|---|
| Ryzen 5 9600 | 6C/12T | 5.4GHz | 小規模プロジェクト | 3万円台 |
| Ryzen 7 9700X | 8C/16T | 5.5GHz | 中規模プロジェクト | 4万円台 |
| Ryzen 7 9800X3D | 8C/16T | 5.2GHz | 中〜大規模プロジェクト | 6万円台 |
| Core Ultra 7 265K | 20C(8P+12E) | 5.5GHz | 中〜大規模プロジェクト | 5万円台 |
メモリは32GBでスタート、64GBで安心


16GBでは確実に不足する現実
「メモリは後から増設できるから、とりあえず16GBで」という考えは、Unreal Engine開発においては通用しません。
エディタ起動だけで8GB前後を消費し、中規模プロジェクトを開くと残りのメモリはあっという間に枯渇してしまいますよね。
最低でも32GB、予算が許すなら64GBを最初から搭載すべきです。
特にライティングビルドやシェーダーコンパイル中にメモリスワップが発生すると、処理時間が2倍から3倍に延びることもあるのです。
DDR5-5600が現実的な選択
DDR5メモリの規格はDDR5-5600が主流になっており、Intel Core Ultra 200シリーズもAMD Ryzen 9000シリーズも、この速度を標準でサポートしています。
より高速なDDR5-6400やDDR5-7200といった製品も存在しますが、Unreal Engine開発における実効性能の差は数パーセント程度にとどまるため、コストパフォーマンスを考えるとDDR5-5600で充分です。
ノーブランドの安価なメモリは、長時間の開発作業中に不安定になるリスクがあります。
パソコン おすすめモデル5選
パソコンショップSEVEN ZEFT Z55BK


| 【ZEFT Z55BK スペック】 | |
| CPU | Intel Core Ultra7 265KF 20コア/20スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.90GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5080 (VRAM:16GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (16GB x2枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | Fractal Pop XL Silent Black Solid |
| CPUクーラー | 空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400 |
| マザーボード | intel Z890 チップセット ASRock製 Z890 Steel Legend WiFi |
| 電源ユニット | 1000W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (アスロック製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| 光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ (内蔵) |
| OS | Microsoft Windows 11 Pro |
パソコンショップSEVEN ZEFT R66I


| 【ZEFT R66I スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen7 7700 8コア/16スレッド 5.30GHz(ブースト)/3.80GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5060 (VRAM:8GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | Okinos Mirage 4 ARGB Black |
| CPUクーラー | 水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black |
| マザーボード | AMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0 |
| 電源ユニット | 650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT R60GV


| 【ZEFT R60GV スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen9 9950X 16コア/32スレッド 5.70GHz(ブースト)/4.30GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5060Ti 16GB (VRAM:16GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | NZXT H9 FLOW RGB ホワイト |
| CPUクーラー | 水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II White |
| マザーボード | AMD X870 チップセット GIGABYTE製 X870M AORUS ELITE WIFI7 ICE |
| 電源ユニット | 750W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT R66O


| 【ZEFT R66O スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen7 7800X3D 8コア/16スレッド 5.00GHz(ブースト)/4.20GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5060 (VRAM:8GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | DeepCool CH170 PLUS Black |
| CPUクーラー | 水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black |
| マザーボード | AMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0 |
| 電源ユニット | 650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT Z55DG


| 【ZEFT Z55DG スペック】 | |
| CPU | Intel Core i7 14700F 20コア/28スレッド 5.30GHz(ブースト)/2.10GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX4060 (VRAM:8GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (16GB x2枚 Micron製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:5150Gbps/4900Gbps WD製) |
| ケース | INWIN A1 PRIME ピンク |
| CPUクーラー | 空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400 |
| マザーボード | intel B760 チップセット ASUS製 ROG Strix B760-I GAMING WIFI |
| 電源ユニット | 750W 80Plus GOLD認証 |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| 光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ (外付け) |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
デュアルチャネル構成は絶対条件
メモリは必ずデュアルチャネル構成で搭載する必要があります。
32GBなら16GB×2枚、64GBなら32GB×2枚という構成です。
シングルチャネル(32GB×1枚など)では、メモリ帯域幅が半減し、Unreal Engineのパフォーマンスに深刻な影響を与えてしまいますよね。
ストレージは速度と容量の両立が鍵


Gen.4 SSDが現実的な最適解
PCIe Gen.5 SSDは最大14,000MB/s超という驚異的な速度を誇りますが、発熱が非常に高く、大型ヒートシンクやアクティブ冷却が必要になります。
さらに価格もGen.4 SSDの1.5倍から2倍程度と高額です。
Unreal Engine開発においては、PCIe Gen.4 SSDで必要十分な性能が得られるため、コストパフォーマンスを重視するならGen.4を選択した方がいいでしょう。
Gen.4 SSDでも7,000MB/s前後の読み込み速度があり、プロジェクトの読み込みやアセットのインポート、ビルド結果の書き込みといった作業は快適に行えます。
容量は2TB以上を推奨
Unreal Engineのインストールだけで50GB程度、プロジェクト1つあたり10GBから50GB程度の容量を消費します。
さらにアセットストアからダウンロードした素材や、テスト用のビルドファイルなどを保存していくと、あっという間に数百GBに達してしまいますよね。
システムドライブとして2TB以上のSSDを搭載することが、ストレスフリーな開発環境の第一歩になります。
2TBなら余裕を持った運用ができ、4TBあれば当面は容量不足に悩むことはないでしょう。
メーカー選びで信頼性を確保
SSDは消耗品であり、書き込み寿命が存在します。
開発作業では頻繁にファイルの読み書きが発生するため、信頼性の高いメーカー製品を選ぶことが重要です。
WDのWD_BLACK SN850XシリーズやCrucialのP5 Plusシリーズ、キオクシアのEXCERIA PROシリーズなどは、BTOパソコンでも選択できることが多く、5年保証が付いているモデルもあります。
BTOパソコンを注文する際、SSDのメーカーや型番を指定できるショップを選ぶことで、長期的な安心感が得られるのです。
完成品PCとBTOパソコン、どちらを選ぶべきか


完成品PCの限界とカスタマイズの必要性
家電量販店やAmazonで販売されている完成品のゲーミングPCは、一見すると手軽で魅力的に見えます。
しかし、Unreal Engine開発に必要なスペックを満たす構成となると、選択肢が極端に限られてしまいますよね。
特にメモリが16GBで固定されていたり、SSDが512GBしかなかったりと、開発用途には不十分な構成が多いのです。
完成品PCでも高性能モデルは存在しますが、価格が割高になる傾向があります。
パソコン おすすめモデル4選
パソコンショップSEVEN ZEFT R66I


| 【ZEFT R66I スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen7 7700 8コア/16スレッド 5.30GHz(ブースト)/3.80GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5060 (VRAM:8GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | Okinos Mirage 4 ARGB Black |
| CPUクーラー | 水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black |
| マザーボード | AMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0 |
| 電源ユニット | 650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT R61BN


| 【ZEFT R61BN スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen9 9950X3D 16コア/32スレッド 5.70GHz(ブースト)/4.30GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5070Ti (VRAM:16GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (16GB x2枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | Antec P20C ブラック |
| CPUクーラー | 空冷 サイズ製 空冷CPUクーラー SCYTHE() MUGEN6 BLACK EDITION |
| マザーボード | AMD B850 チップセット MSI製 PRO B850M-A WIFI |
| 電源ユニット | 850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (CWT製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT Z55IF


| 【ZEFT Z55IF スペック】 | |
| CPU | Intel Core Ultra7 265F 20コア/20スレッド 5.30GHz(ブースト)/2.40GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5070 (VRAM:12GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | Thermaltake S200 TG ARGB Plus ホワイト |
| マザーボード | intel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi |
| 電源ユニット | 850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT R60BJ


| 【ZEFT R60BJ スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen7 9800X3D 8コア/16スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース) |
| グラフィックボード | Radeon RX 7800XT (VRAM:16GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (16GB x2枚 Micron製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | Thermaltake Versa H26 |
| CPUクーラー | 水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black |
| マザーボード | AMD B650 チップセット ASRock製 B650M Pro X3D WiFi |
| 電源ユニット | 850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (CWT製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| 光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ (内蔵) |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
BTOパソコンで実現する理想の構成
グラフィックボードはRTX5070Ti、CPUはRyzen 7 9800X3D、メモリは64GB、ストレージは2TB Gen.4 SSDといった、Unreal Engine開発に最適化された構成を、無駄なく組み上げることができます。
また、CPUクーラーをDEEPCOOLの高性能空冷モデルにアップグレードしたり、ケースをNZXTのピラーレスモデルに変更したりと、冷却性能やデザイン面でも自分の好みを反映できるのです。
保証とサポート体制の重要性
BTOパソコンを選ぶ際は、価格だけでなく保証内容とサポート体制も確認しましょう。
開発作業中にPCが故障すると、副業のスケジュールに大きな影響が出てしまいますよね。
3年保証や、故障時の代替機貸出サービスを提供しているショップを選ぶことで、万が一のトラブルにも対応できます。
また、パーツの相性問題や初期不良が発生した場合、迅速に対応してくれるショップかどうかも重要なポイントです。
電話サポートの受付時間が長く、技術的な質問にも答えられるスタッフがいるショップなら、初めてBTOパソコンを購入する方でも安心でしょう。
予算別の推奨構成を具体的に提示


20万円で組む最低限構成
予算20万円でUnreal Engine開発環境を構築する場合、妥協が必要な部分も出てきますが、小規模から中規模のプロジェクトには対応できる構成が可能です。
- CPU: Ryzen 7 9700X(約4万円)
- グラフィックボード: GeForce RTX5070(約9万円)
- メモリ: DDR5-5600 32GB(16GB×2)(約1.5万円)
- ストレージ: PCIe Gen.4 SSD 1TB(約1.2万円)
- マザーボード、電源、ケース、CPUクーラー等(約4.3万円)
この構成では、メモリが32GBに抑えられているため、大規模プロジェクトでは若干の不安が残ります。
しかし、後からメモリを64GBに増設することも可能ですし、まずは開発をスタートさせて、必要に応じてアップグレードするという戦略も取れるでしょう。
30万円で組むバランス重視構成
予算30万円あれば、Unreal Engine開発において不満の少ない、バランスの取れた構成が実現できます。
これが副業開発者にとって最もコストパフォーマンスの高い選択肢になるでしょう。
- CPU: Ryzen 7 9800X3D(約6万円)
- グラフィックボード: GeForce RTX5070Ti(約12万円)
- メモリ: DDR5-5600 64GB(32GB×2)(約2.5万円)
- ストレージ: PCIe Gen.4 SSD 2TB(約2万円)
- マザーボード、電源、ケース、高性能CPUクーラー等(約7.5万円)
この構成なら、中規模から大規模のプロジェクトにも対応でき、複数のプロジェクトを並行して開発することも可能です。
メモリ64GBとVRAM 16GBの組み合わせにより、ライティングビルドやシェーダーコンパイルも快適に進められます。
40万円で組む妥協なし構成
副業の枠を超えて、本格的なゲーム開発を目指す方に最適な構成です。
- CPU: Ryzen 9 9950X3D(約9万円)
- グラフィックボード: GeForce RTX5080(約18万円)
- メモリ: DDR5-5600 64GB(32GB×2)(約2.5万円)
- ストレージ: PCIe Gen.4 SSD 4TB(約3.5万円)
- マザーボード、電源、ケース、簡易水冷CPUクーラー等(約7万円)
この構成では、4K解像度でのリアルタイムプレビューや、大規模オープンワールドのライティングビルドも高速に処理できます。
ストレージも4TBあるため、複数の大規模プロジェクトを保存しておくことができるでしょう。
| 予算 | CPU | GPU | メモリ | ストレージ | 対応プロジェクト規模 |
|---|---|---|---|---|---|
| 20万円 | Ryzen 7 9700X | RTX5070 | 32GB | 1TB | 小〜中規模 |
| 30万円 | Ryzen 7 9800X3D | RTX5070Ti | 64GB | 2TB | 中〜大規模 |
| 40万円 | Ryzen 9 9950X3D | RTX5080 | 64GB | 4TB | 大規模・4K対応 |
冷却とケースで長期安定性を確保


空冷と水冷、どちらを選ぶべきか
Ryzen 7 9800X3DやCore Ultra 7 265Kクラスのハイエンドプロセッサを搭載する場合、冷却方式の選択が重要になってきます。
空冷CPUクーラーは静音性とメンテナンスフリーが魅力ですが、高負荷時の冷却性能では簡易水冷に一歩譲る形になります。
DEEPCOOLやCorsairの240mmまたは280mmラジエーター搭載モデルなら、高負荷時でもCPU温度を70度台に抑えることができ、サーマルスロットリングによる性能低下を防げます。
特にNoctuaのNH-D15シリーズは、簡易水冷に匹敵するほどの冷却性能を持ちながら、ファンの静音性も優れているため、夜間の開発作業でも気になりません。
ケース選びで変わるエアフロー効率
Unreal Engine開発では、CPUとGPUが同時に高負荷状態になることが多いため、ケース内の熱気を効率的に排出できる設計のケースを選ぶことが重要です。
NZXTのH9シリーズやLian LiのO11 Dynamicシリーズは、ピラーレスデザインでありながらエアフローにもスキがありません。
フロントとトップに大型ファンを搭載でき、GPUからの熱気を効率的に排出できる構造になっています。
自宅のインテリアに馴染むPCを求める方におすすめなのが、このタイプのケースです。
長時間稼働を前提とした電源選び
副業開発では、夜間に長時間ビルド処理を走らせることも多いでしょう。
電源ユニットの品質が低いと、長時間の高負荷運転で不安定になったり、最悪の場合は故障してデータを失ったりするリスクがあります。
80PLUS Gold認証以上、できればPlatinum認証を取得した750W以上の電源ユニットを選びましょう。
RTX5070Ti搭載構成なら750Wで充分ですが、RTX5080を搭載する場合は850W以上が推奨されます。
BTOパソコンショップの選び方


パーツメーカーを指定できるショップを選ぶ
メモリやSSDのメーカーを選択できるショップなら、Crucialのメモリ、WDのSSDといった信頼性の高い製品を指定できるため、長期的な安定性が確保できます。
逆に、パーツメーカーが非公開で「おまかせ」になっているショップは、コストを抑えるために品質の低いパーツを使用している可能性があります。
数千円の価格差を惜しんで、後々トラブルに見舞われるのは避けたいですよね。
カスタマイズの柔軟性をチェック
標準構成から大きく変更できないショップでは、妥協した構成で我慢することになってしまいますよね。
特にCPUクーラーは、標準の小型空冷クーラーでは冷却性能が不足するケースが多いため、アップグレードオプションが充実しているショップを選ぶことが重要です。
DEEPCOOLやNoctua、Corsairといった人気メーカーの製品を選択できるかどうかを確認しましょう。
納期と保証内容の確認
BTOパソコンは受注生産のため、注文から納品まで1週間から2週間程度かかるのが一般的です。
急ぎで必要な場合は、即納モデルを用意しているショップや、納期を短縮できるオプションがあるショップを選ぶといいでしょう。
保証内容も重要なチェックポイントです。
また、故障時の対応方法(持ち込み修理、引き取り修理、出張修理など)も確認しておくと、万が一の際にスムーズに対応できるのです。
モニター環境も開発効率に直結する


デュアルモニターは必須レベル
シングルモニターでは画面の切り替えが頻繁に発生し、作業効率が著しく低下してしまいますよね。
リフレッシュレートは60Hzで充分
エディタ上でのビューポート操作は、高性能なGPUを搭載していても60fps前後で動作することが多く、高リフレッシュレートの恩恵を受ける場面は限られています。
むしろ、色再現性の高いIPSパネルや、広い色域をカバーするモニターを選んだ方が、テクスチャやライティングの色味を正確に確認できるため、開発作業には有利です。
sRGBカバー率99%以上のモニターを選ぶことで、最終的なビルド結果の色味を正確に把握できるでしょう。
モニターアームで作業スペースを確保
デュアルモニターやトリプルモニターを設置すると、モニタースタンドがデスクスペースを圧迫してしまいますよね。
モニターアームを使用することで、デスク上のスペースを有効活用でき、キーボードやマウス、資料などを広げる余裕が生まれます。
また、モニターの高さや角度を自由に調整できるため、長時間の作業でも疲れにくい姿勢を維持できるのです。
周辺機器で作業効率をさらに向上


キーボードとマウスは妥協しない
メカニカルキーボードの中でも、赤軸や茶軸といった静音性の高いスイッチを採用したモデルなら、夜間の作業でも家族に迷惑をかけることはないでしょう。
ロジクールのMX Master 3Sやエレコムのトラックボールマウスなど、長時間使用しても疲れにくい製品がおすすめです。
ペンタブレットがあると便利な場面も
テクスチャのペイントやUIデザインなど、細かな作業を行う場合、ペンタブレットがあると作業効率が大幅に向上します。
WacomのIntuosシリーズなら、筆圧感知機能により、PhotoshopやSubstance Painterといったツールでの作業が快適になるでしょう。
必須というわけではありませんが、アーティスト寄りの作業を行う方にとっては、投資する価値のある周辺機器といえます。
バックアップ環境の構築も忘れずに
SSDの故障やランサムウェア感染などでデータを失うと、それまでの作業が全て水の泡になってしまいますよね。
外付けHDDやNASを使用した定期的なバックアップ体制を構築することが、副業開発者にとって必須の対策になります。
Synologyの2ベイNASなら、RAID 1構成でデータの冗長性を確保しながら、自動バックアップスケジュールも設定できます。
また、クラウドストレージサービスとの連携も可能なため、オフサイトバックアップも実現できるのです。
実際の開発シーンでの体感速度


プロジェクト起動時間の違い
RTX5070Ti+Ryzen 7 9800X3D+64GBメモリ+Gen.4 SSDという構成なら、中規模プロジェクトの起動時間は30秒から45秒程度です。
一方、RTX5060Ti+Ryzen 5 9600+16GBメモリ+SATA SSDという構成では、同じプロジェクトの起動に2分以上かかることもあります。
1日に何度もプロジェクトを開き直すことを考えると、高速なストレージと充分なメモリ容量の重要性が理解できるでしょう。
シェーダーコンパイル時間の実測
RTX5070Tiでは、数百個のシェーダーコンパイルが1分から2分程度で完了しますが、RTX5060Tiでは3分から5分程度かかることもあるのです。
この待ち時間の差は、開発のテンポに直結します。
ライティングビルドの所要時間
RTX5070Ti+Ryzen 7 9800X3Dという構成なら、中規模マップのMedium品質ライティングビルドが10分から15分程度で完了します。
アップグレードパスを考慮した構成


将来的な拡張性を確保する
メモリスロットに空きがある構成を選んでおけば、後から64GBに増設することも可能ですし、M.2スロットが複数あれば、ストレージの追加も容易です。
また、電源容量に余裕を持たせておくことで、将来的にグラフィックボードをアップグレードする際も、電源を交換する必要がなくなります。
RTX5070Ti搭載時に750W電源を選んでおけば、将来RTX6080クラスにアップグレードする際も対応できる可能性が高いでしょう。
最初から完璧を目指さない戦略
予算が限られている場合、最初から全てを最高スペックにする必要はありません。
CPUとグラフィックボードには予算を集中させ、メモリは32GBでスタートして後から64GBに増設する、ストレージは1TBでスタートして後から2TBを追加する、といった段階的なアップグレード戦略も有効です。
特にメモリとストレージは、後から追加・交換が比較的容易なパーツなので、初期投資を抑えつつ、副業の収益が出始めたタイミングでアップグレードするという計画も現実的でしょう。
3年後を見据えたスペック選び
PCパーツの進化は早く、3年もすれば新しい世代の製品が登場します。
しかし、Unreal Engineの要求スペックも同様に上昇していくため、現時点でミドルハイクラスのスペックを確保しておけば、3年程度は快適に開発を続けられるでしょう。
電気代とランニングコストの現実


高性能PCの消費電力を把握する
RTX5070Ti+Ryzen 7 9800X3Dという構成では、高負荷時の消費電力が400Wから500W程度になります。
1日4時間、週5日の開発作業を行うと、月間の消費電力は約80kWhから100kWh程度です。
電気代を1kWhあたり30円として計算すると、月間2,400円から3,000円程度の電気代が発生することになります。
年間では約3万円から3.6万円の電気代がかかる計算ですが、副業としてゲーム開発で収益を得ることを考えれば、必要経費として許容できる範囲でしょう。
むしろ、低スペックPCで作業時間が2倍かかることによる機会損失の方が、長期的には大きなコストになるのです。
冷房費用も考慮に入れる
特にRTX5080クラスの高性能グラフィックボードを搭載した構成では、発熱量も相応に大きくなるため、冷房費用が月間数千円増加することもあるでしょう。
この点でも、効率的な冷却システムを備えたケースや、高性能なCPUクーラーを選択することで、PC内部の熱を効率的に排出し、室温上昇を抑える効果が期待できます。
減価償却と経費計上の考え方
副業としてゲーム開発を行う場合、開発用PCは事業用資産として減価償却できる可能性があります。
30万円のPCを4年で減価償却すると、年間7.5万円を経費として計上できるため、税金面でのメリットも得られるのです。
ただし、プライベートでも使用する場合は、事業用途の割合に応じた按分が必要になります。
税務処理については、税理士に相談するか、確定申告の際に適切に処理することが重要でしょう。
よくある質問


Macでは開発できないのか
Unreal EngineはMacにも対応していますが、開発効率の面ではWindows PCに大きく劣ります。
特にシェーダーコンパイルやライティングビルドの速度は、同価格帯のWindows PCと比較して明らかに遅く、Metal APIの最適化もDirectX 12ほど進んでいません。
また、Mac向けのグラフィックボードは選択肢が限られており、高性能モデルへのアップグレードも困難です。
ノートPCでも開発は可能か
高性能なゲーミングノートPCなら、Unreal Engineでの開発も可能です。
RTX5070搭載のゲーミングノートPCであれば、中規模プロジェクトまでは対応できるでしょう。
ただし、デスクトップPCと比較すると、同じ価格帯で得られる性能は低く、冷却性能の制約から長時間の高負荷作業では熱によるパフォーマンス低下が発生します。
また、メモリやストレージの増設が困難なモデルも多いため、将来的な拡張性を考えるとデスクトップPCの方が有利です。
外出先でも開発したいという明確なニーズがない限り、デスクトップPCを推奨します。
中古PCやパーツで予算を抑えられるか
中古のグラフィックボードやCPUを使用することで、初期投資を抑えることは可能です。
しかし、前世代のハイエンドモデルよりも、現行世代のミドルクラスモデルの方が、消費電力あたりの性能が高く、最新機能にも対応しているため、長期的なコストパフォーマンスは現行品の方が優れています。
また、中古品は保証がないか、あっても短期間であるため、故障リスクを考えると新品を購入した方が安心でしょう。
ゲーム用PCと開発用PCは同じでいいのか
ゲームをプレイするためのPCと、Unreal Engineで開発するためのPCでは、求められるスペックが異なります。
ゲームプレイではグラフィックボードの性能が最重要ですが、開発ではCPUのマルチコア性能とメモリ容量も同等に重要です。
ゲーミングPCとして販売されている構成は、グラフィックボードに予算が偏っており、メモリが16GBしかないケースも多いため、開発用途には不向きな場合があります。
開発用PCを選ぶ際は、グラフィックボード、CPU、メモリのバランスが取れた構成を意識しましょう。
人気PCゲームタイトル一覧
| ゲームタイトル | 発売日 | 推奨スペック | 公式 URL |
Steam URL |
|---|---|---|---|---|
| Street Fighter 6 / ストリートファイター6 | 2023/06/02 | プロセッサー: Core i7 8700 / Ryzen 5 3600
グラフィック: RTX2070 / Radeon RX 5700XT メモリー: 16 GB RAM |
公式 | steam |
| Monster Hunter Wilds
/ モンスターハンターワイルズ |
2025/02/28 | プロセッサー:Core i5-11600K / Ryzen 5 3600X
グラフィック: GeForce RTX 2070/ RTX 4060 / Radeon RX 6700XT メモリー: 16 GB RAM |
公式 | steam |
| Apex Legends
/ エーペックスレジェンズ |
2020/11/05 | プロセッサー: Ryzen 5 / Core i5
グラフィック: Radeon R9 290/ GeForce GTX 970 メモリー: 8 GB RAM |
公式 | steam |
| ロマンシング サガ2
リベンジオブザセブン |
2024/10/25 | プロセッサー: Core i5-6400 / Ryzen 5 1400
グラフィック:GeForce GTX 1060 / Radeon RX 570 メモリ: 8 GB RAM |
公式 | steam |
| 黒神話:悟空 | 2024/08/20 | プロセッサー: Core i7-9700 / Ryzen 5 5500
グラフィック: GeForce RTX 2060 / Radeon RX 5700 XT / Arc A750 |
公式 | steam |
| メタファー:リファンタジオ | 2024/10/11 | プロセッサー: Core i5-7600 / Ryzen 5 2600
グラフィック:GeForce GTX 970 / Radeon RX 480 / Arc A380 メモリ: 8 GB RAM |
公式 | steam |
| Call of Duty: Black Ops 6 | 2024/10/25 | プロセッサー:Core i7-6700K / Ryzen 5 1600X
グラフィック: GeForce RTX 3060 / GTX 1080Ti / Radeon RX 6600XT メモリー: 12 GB RAM |
公式 | steam |
| ドラゴンボール Sparking! ZERO | 2024/10/11 | プロセッサー: Core i7-9700K / Ryzen 5 3600
グラフィック:GeForce RTX 2060 / Radeon RX Vega 64 メモリ: 16 GB RAM |
公式 | steam |
| ELDEN RING SHADOW OF THE ERDTREE | 2024/06/21 | プロセッサー: Core i7-8700K / Ryzen 5 3600X
グラフィック: GeForce GTX 1070 / RADEON RX VEGA 56 メモリー: 16 GB RAM |
公式 | steam |
| ファイナルファンタジーXIV
黄金のレガシー |
2024/07/02 | プロセッサー: Core i7-9700
グラフィック: GeForce RTX 2060 / Radeon RX 5600 XT メモリー: 16 GB RAM |
公式 | steam |
| Cities: Skylines II | 2023/10/25 | プロセッサー:Core i5-12600K / Ryzen 7 5800X
グラフィック: GeForce RTX 3080 | RadeonRX 6800 XT メモリー: 16 GB RAM |
公式 | steam |
| ドラゴンズドグマ 2 | 2024/03/21 | プロセッサー: Core i7-10700 / Ryzen 5 3600X
グラフィック GeForce RTX 2080 / Radeon RX 6700 メモリー: 16 GB |
公式 | steam |
| サイバーパンク2077:仮初めの自由 | 2023/09/26 | プロセッサー: Core i7-12700 / Ryzen 7 7800X3D
グラフィック: GeForce RTX 2060 SUPER / Radeon RX 5700 XT メモリー: 16 GB RAM |
公式 | steam |
| ホグワーツ・レガシー | 2023/02/11 | プロセッサー: Core i7-8700 / Ryzen 5 3600
グラフィック: GeForce 1080 Ti / Radeon RX 5700 XT メモリー: 16 GB RAM |
公式 | steam |
| TEKKEN 8 / 鉄拳8 | 2024/01/26 | プロセッサー: Core i7-7700K / Ryzen 5 2600
グラフィック: GeForce RTX 2070/ Radeon RX 5700 XT メモリー: 16 GB RAM |
公式 | steam |
| Palworld / パルワールド | 2024/01/19 | プロセッサー: Core i9-9900K
グラフィック: GeForce RTX 2070 メモリー: 32 GB RAM |
公式 | steam |
| オーバーウォッチ 2 | 2023/08/11 | プロセッサー:Core i7 / Ryzen 5
グラフィック: GeForce GTX 1060 / Radeon RX 6400 メモリー: 8 GB RAM |
公式 | steam |
| Monster Hunter RISE: Sunbreak
/ モンスターハンターライズ:サンブレイク |
2022/01/13 | プロセッサー:Core i5-4460 / AMD FX-8300
グラフィック: GeForce GTX 1060 / Radeon RX 570 メモリー: 8 GB RAM |
公式 | steam |
| BIOHAZARD RE:4 | 2023/03/24 | プロセッサー: Ryzen 5 3600 / Core i7 8700
グラフィック: Radeon RX 5700 / GeForce GTX 1070 メモリー: 16 GB RAM |
公式 | steam |
| デッドバイデイライト | 2016/06/15 | プロセッサー: Core i3 / AMD FX-8300
グラフィック: 4GB VRAM以上 メモリー: 8 GB RAM |
公式 | steam |
| Forza Horizon 5 | 2021/11/09 | プロセッサー: Core i5-8400 / Ryzen 5 1500X
グラフィック: GTX 1070 / Radeon RX 590 メモリー: 16 GB RAM |
公式 | steam |
将来的にVR開発も視野に入れるべきか
VRでは両目分のレンダリングが必要なため、グラフィックボードへの負荷が通常の2倍近くになり、RTX5080クラスの性能が推奨されます。
また、VRヘッドセットの接続や動作確認のため、USB 3.2ポートやDisplayPortの数も重要になってきます。

