イラストレーター向けPC 2025年版スペックの選び方完全ガイド

目次

イラスト制作に必要なPCスペックの基本

イラスト制作に必要なPCスペックの基本

イラストソフトが求める性能とは

イラスト制作用のPCを選ぶ際、最も重要なのはソフトウェアの動作要件を正確に把握することです。

Adobe IllustratorやPhotoshop、CLIP STUDIO PAINTといった主要ソフトは、それぞれ異なる負荷特性を持っています。

Illustratorはベクターデータの演算処理が中心となるためCPUの演算性能が特に重要になりますし、Photoshopやペイントソフトは大容量のラスターデータを扱うためメモリ容量とストレージ速度が作業効率を大きく左右することが分かっています。

近年のイラスト制作環境では、4K解像度での作業や数百レイヤーを重ねた複雑なファイル、さらには動画編集を組み合わせたコンテンツ制作も当たり前になっています。

こうした高負荷な作業をストレスなくこなすには、単にソフトの最低動作環境を満たすだけでなく、余裕を持ったスペック選定が求められるわけです。

プロとアマチュアで変わるスペック要件

プロのイラストレーターとして商業案件をこなす場合、納期に追われながら高解像度データを扱う機会が多くなります。

クライアントから支給される大容量のPSDファイルを開いたり、印刷用の350dpi以上の解像度で作業したりするには充分な性能が必要です。

一方で趣味でイラストを描く方や、SNS投稿用の比較的軽いデータを扱う方であれば、ミドルレンジのスペックでも快適に作業できるかもしれません。

ただし、将来的にスキルアップして仕事として受注する可能性を考えると、最初からある程度余裕のあるスペックを選んでおいた方がいいでしょう。

PCの買い替えサイクルは通常3年から5年程度ですから、その期間を見越した性能選定が賢明です。

イラスト制作における各パーツの役割

CPUはブラシストロークの描画処理やフィルター適用、ファイルの保存といったあらゆる演算処理を担当します。

メモリは作業中のデータを一時的に保持する領域で、容量が不足するとスワップが発生して動作が極端に遅くなってしまいますよね。

ストレージは大容量ファイルの読み書き速度に直結し、特にレイヤー数の多いファイルを開く際の待ち時間を左右する要素です。

グラフィックボードについては、3DCGやゲーム用途ほど高性能なものは必要ないという意見もありますが、実際にはGPUアクセラレーションを活用するソフトが増えており、特にPhotoshopのニューラルフィルターやCLIP STUDIO PAINTの3D機能を使う場合には性能差が顕著に現れます。

CPUの選び方

CPUの選び方

IntelとAMDどちらを選ぶべきか

イラスト制作用途でCPUを選ぶ際、IntelのCore UltraシリーズとAMDのRyzen 9000シリーズが選択肢になります。

Core Ultra 7 265KまたはRyzen 7 9700Xがコストパフォーマンスと性能のバランスが最も優れており、多くのイラストレーターにとって最適解といえるでしょう。

Intelの最新Core Ultraシリーズは、Lion CoveとSkymontアーキテクチャを組み合わせたチップレット構成により、高負荷な演算処理と省電力動作を両立させています。

特にNPUを統合したことでAI処理が強化されており、今後のクリエイティブソフトがAI機能を拡充していく流れを考えると将来性があります。

一方AMDのRyzen 9000シリーズは、Zen5アーキテクチャによって従来モデルから大幅に性能が向上し、特にマルチスレッド性能に優れているため、複数のソフトを同時起動して作業する方には魅力的な選択肢です。

最新CPU性能一覧


型番 コア数 スレッド数 定格クロック 最大クロック Cineスコア
Multi
Cineスコア
Single
公式
URL
価格com
URL
Core Ultra 9 285K 24 24 3.20GHz 5.70GHz 43238 2444 公式 価格
Ryzen 9 9950X 16 32 4.30GHz 5.70GHz 42991 2249 公式 価格
Ryzen 9 9950X3D 16 32 4.30GHz 5.70GHz 42018 2240 公式 価格
Core i9-14900K 24 32 3.20GHz 6.00GHz 41308 2338 公式 価格
Ryzen 9 7950X 16 32 4.50GHz 5.70GHz 38765 2060 公式 価格
Ryzen 9 7950X3D 16 32 4.20GHz 5.70GHz 38689 2031 公式 価格
Core Ultra 7 265K 20 20 3.30GHz 5.50GHz 37449 2336 公式 価格
Core Ultra 7 265KF 20 20 3.30GHz 5.50GHz 37449 2336 公式 価格
Core Ultra 9 285 24 24 2.50GHz 5.60GHz 35812 2178 公式 価格
Core i7-14700K 20 28 3.40GHz 5.60GHz 35671 2215 公式 価格
Core i9-14900 24 32 2.00GHz 5.80GHz 33914 2189 公式 価格
Ryzen 9 9900X 12 24 4.40GHz 5.60GHz 33052 2218 公式 価格
Core i7-14700 20 28 2.10GHz 5.40GHz 32683 2084 公式 価格
Ryzen 9 9900X3D 12 24 4.40GHz 5.50GHz 32571 2174 公式 価格
Ryzen 9 7900X 12 24 4.70GHz 5.60GHz 29388 2022 公式 価格
Core Ultra 7 265 20 20 2.40GHz 5.30GHz 28671 2138 公式 価格
Core Ultra 7 265F 20 20 2.40GHz 5.30GHz 28671 2138 公式 価格
Core Ultra 5 245K 14 14 3.60GHz 5.20GHz 25566 0 公式 価格
Core Ultra 5 245KF 14 14 3.60GHz 5.20GHz 25566 2157 公式 価格
Ryzen 7 9700X 8 16 3.80GHz 5.50GHz 23191 2193 公式 価格
Ryzen 7 9800X3D 8 16 4.70GHz 5.40GHz 23179 2074 公式 価格
Core Ultra 5 235 14 14 3.40GHz 5.00GHz 20950 1843 公式 価格
Ryzen 7 7700 8 16 3.80GHz 5.30GHz 19594 1921 公式 価格
Ryzen 7 7800X3D 8 16 4.50GHz 5.40GHz 17811 1801 公式 価格
Core i5-14400 10 16 2.50GHz 4.70GHz 16119 1763 公式 価格
Ryzen 5 7600X 6 12 4.70GHz 5.30GHz 15357 1965 公式 価格

コア数とクロック数のバランス

イラストソフトの多くはシングルスレッド性能が重要視される場面が多く、特にブラシストロークのリアルタイム描画やフィルター処理では高いクロック周波数が効いてきます。

ただし、バックグラウンドでの自動保存処理や、複数レイヤーの統合処理、書き出し作業などではマルチコア性能も活用されるため、コア数とクロック数のバランスが取れたCPUを選ぶ必要があります。

Core Ultra 7 265Kは20コア(Performance-core 8基+Efficient-core 12基)構成で、ブースト時には5.0GHz超の高クロックを実現しており、イラスト制作における幅広い処理に対応できます。

Ryzen 7 9700Xは8コア16スレッドとコア数では劣りますが、最大5.5GHzの高クロック動作と優れたIPC(1クロックあたりの処理性能)により、実用上の体感速度では遜色ありません。

パソコン おすすめモデル4選

パソコンショップSEVEN ZEFT R61GF

パソコンショップSEVEN ZEFT R61GF
【ZEFT R61GF スペック】
CPUAMD Ryzen7 9800X3D 8コア/16スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060 (VRAM:8GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S100 TG
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400
マザーボードAMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0
電源ユニット750W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R61GF

パソコンショップSEVEN SR-ar9-9270U/S9ND

パソコンショップSEVEN SR-ar9-9270U/S9ND
【SR-ar9-9270U/S9ND スペック】
CPUAMD Ryzen9 9900X 12コア/24スレッド 5.60GHz(ブースト)/4.40GHz(ベース)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースCoolerMaster MasterFrame 600 Black
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400
マザーボードAMD B850 チップセット ASRock製 B850M Pro-A WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN SR-ar9-9270U/S9ND

パソコンショップSEVEN ZEFT R60FH

パソコンショップSEVEN ZEFT R60FH
【ZEFT R60FH スペック】
CPUAMD Ryzen5 8600G 6コア/12スレッド 5.00GHz(ブースト)/4.30GHz(ベース)
グラフィックボードRadeon RX 9060XT (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S200 TG ARGB Plus ホワイト
マザーボードAMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0
電源ユニット750W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R60FH

パソコンショップSEVEN ZEFT R58DD

パソコンショップSEVEN ZEFT R58DD
【ZEFT R58DD スペック】
CPUAMD Ryzen7 7700 8コア/16スレッド 5.30GHz(ブースト)/3.80GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX4060 (VRAM:8GB)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 Micron製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースDeepCool CH510 ホワイト
マザーボードAMD B650 チップセット ASRock製 B650M Pro X3D WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R58DD

ハイエンドCPUは本当に必要か

Core Ultra 9 285KやRyzen 9 9950X3Dといったハイエンドモデルは、確かに圧倒的な性能を誇ります。

しかし、純粋なイラスト制作だけを考えた場合、これらのフラッグシップモデルが必要になる場面は限定的です。

4K動画編集を並行して行ったり、3DCGレンダリングを頻繁に実行したりする方であれば投資する価値がありますが、イラスト制作がメインであればミドルハイクラスで充分に快適な環境を構築できます。

予算に余裕がある場合でも、CPUにかける費用を抑えてメモリ容量を増やしたり、より高速なストレージを選んだりする方が、実際の作業効率向上につながるケースが多いのです。

おすすめCPUモデル

イラスト制作用途で最もバランスが良いのはCore Ultra 7 265KまたはRyzen 7 9700Xです。

これらは価格と性能のスイートスポットに位置しており、プロのイラストレーターが商業案件をこなすにも充分なパワーを持っています。

予算を抑えたい方にはCore Ultra 5 235やRyzen 5 9600も選択肢になりますが、将来的な拡張性や長期使用を考えるとCore Ultra 7クラスを選んでおいた方が後悔しない手はありませんね。

逆に動画編集や3DCGも本格的に取り組むのであれば、Core Ultra 9 285KやRyzen 9 9950X3Dへのステップアップを検討する価値があります。

メモリ容量の決め方

メモリ容量の決め方

16GB、32GB、64GBの実用性

メモリ容量はイラスト制作の快適性を左右する最重要パーツのひとつです。

最低でも32GBを選ぶべきで、本格的なイラスト制作を行うなら64GBが理想的といえます。

16GBでも軽めのイラスト作業は可能ですが、Photoshopで大きなキャンバスサイズに数十レイヤーを重ねたり、IllustratorとPhotoshopを同時起動したりすると、すぐにメモリ不足に陥ってしまいますよね。

特にブラウザで資料を開きながら作業する現代的なワークフローでは、バックグラウンドアプリだけで数GBのメモリを消費することも珍しくありません。

32GBあれば、一般的なイラスト制作において不足を感じる場面はほとんどないでしょう。

複数のクリエイティブソフトを同時起動し、ブラウザで大量のタブを開いていても余裕を持って作業できます。

64GBになると、8K解像度での作業や、数百レイヤーを持つ超大規模なファイル、さらには動画編集ソフトとの併用でも快適性が保たれます。


DDR5メモリの速度は重要か

現在のプラットフォームではDDR5メモリが標準となっており、DDR5-5600が主流の規格です。

メモリ速度がイラスト制作に与える影響は、CPUやストレージほど劇的ではありませんが、大容量ファイルの読み込みやフィルター処理では体感できる差が出る場合もあります。

ただし、DDR5-5600からDDR5-6400やそれ以上の高速メモリに変更しても、価格差に見合うほどの性能向上は期待できません。

標準的なDDR5-5600で充分ですし、予算をメモリ速度ではなく容量に振り向けた方が実用的です。

デュアルチャネル構成の重要性

メモリはデュアルチャネル構成で動作させることで帯域幅が倍増し、システム全体のパフォーマンスが向上します。

32GBが必要な場合は16GB×2枚、64GBなら32GB×2枚という構成を選ぶのが基本です。

BTOパソコンを購入する際は、メモリ構成がデュアルチャネルになっているかどうかをチェックしましょう。

単に「32GB」と表記されているだけでは、32GB×1枚の可能性があるからです。

シングルチャネルとデュアルチャネルでは、特にグラフィック処理において10%から20%程度の性能差が生じることもあり、せっかくの投資が無駄になってしまいます。

メモリメーカーの選び方

BTOパソコンでメモリメーカーを選べる場合、Micron(Crucial)、GSkill、Samsungといった信頼性の高いメーカーを選択するのが安心です。

これらのメーカーは品質管理が徹底されており、長期使用でも安定した動作が期待できます。

特にMicronのCrucialブランドは、コストパフォーマンスと信頼性のバランスが優れており、多くのクリエイターに支持されています。

GSkillは高性能メモリで定評があり、オーバークロック耐性も高いため、将来的にシステムをチューニングしたい方にも向いています。

パソコン おすすめモデル4選

パソコンショップSEVEN ZEFT R66I

パソコンショップSEVEN ZEFT R66I
【ZEFT R66I スペック】
CPUAMD Ryzen7 7700 8コア/16スレッド 5.30GHz(ブースト)/3.80GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060 (VRAM:8GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースOkinos Mirage 4 ARGB Black
CPUクーラー水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black
マザーボードAMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R66I

パソコンショップSEVEN ZEFT R61BN

パソコンショップSEVEN ZEFT R61BN
【ZEFT R61BN スペック】
CPUAMD Ryzen9 9950X3D 16コア/32スレッド 5.70GHz(ブースト)/4.30GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070Ti (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (16GB x2枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースAntec P20C ブラック
CPUクーラー空冷 サイズ製 空冷CPUクーラー SCYTHE() MUGEN6 BLACK EDITION
マザーボードAMD B850 チップセット MSI製 PRO B850M-A WIFI
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (CWT製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R61BN

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55IF

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55IF
【ZEFT Z55IF スペック】
CPUIntel Core Ultra7 265F 20コア/20スレッド 5.30GHz(ブースト)/2.40GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070 (VRAM:12GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S200 TG ARGB Plus ホワイト
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z55IF

パソコンショップSEVEN ZEFT R60BJ

パソコンショップSEVEN ZEFT R60BJ
【ZEFT R60BJ スペック】
CPUAMD Ryzen7 9800X3D 8コア/16スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース)
グラフィックボードRadeon RX 7800XT (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (16GB x2枚 Micron製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake Versa H26
CPUクーラー水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black
マザーボードAMD B650 チップセット ASRock製 B650M Pro X3D WiFi
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (CWT製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (内蔵)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R60BJ

ストレージ構成の最適解

ストレージ構成の最適解

SSD容量は何TBが適切か

イラストレーターにとってストレージ容量の選択は、作業効率と将来の拡張性を左右する重要な判断です。

システムドライブとして最低1TB、できれば2TBのNVMe SSDを選ぶのが現実的な選択になります。

イラストファイルは、作業の進行とともに急速に容量を消費していきます。

Photoshopのレイヤーを多用したPSDファイルは1ファイルで数GBに達することも珍しくありませんし、作業の履歴やバックアップを含めると、あっという間に数百GBが埋まってしまいますよね。

さらにOSやアプリケーション、フォント、ブラシ素材なども相当な容量を占めるため、500GBでは明らかに不足します。

1TBあれば当面の作業には困りませんが、2年から3年の使用を考えると余裕が欲しいところ。

2TBを選んでおけば、システムとアプリケーション、進行中のプロジェクト、よく使う素材をすべて高速なSSDに置いておけます。

4TBになると価格が跳ね上がるため、コストパフォーマンスを考えると2TBが最もバランスの取れた選択です。

Gen.4とGen.5の性能差

PCIe Gen.5 SSDは最大14,000MB/s超という驚異的な読込速度を実現していますが、発熱が非常に高く大型ヒートシンクやアクティブ冷却が必要になります。

価格もGen.4と比較して高額で、イラスト制作用途では性能差を体感できる場面が限られているのが実情です。

イラスト制作においてはPCIe Gen.4 SSDで充分な性能が得られ、コストパフォーマンスも優れています

Gen.4でも7,000MB/s前後の読込速度があり、大容量のPSDファイルを開く際や、複数のファイルを同時に扱う場面でも快適に動作します。

Gen.5の超高速性能が活きるのは、8K動画編集や大規模な3DCGレンダリングといった極めて高負荷な用途に限られるため、純粋なイラスト制作であればGen.4を選ぶのが賢明です。

データ保存用のセカンドストレージ

システムドライブとは別に、完成作品やアーカイブ用のセカンドストレージを用意するのも効果的です。

進行中のプロジェクトは高速なNVMe SSDに置き、完成した作品や過去のファイルはセカンドストレージに移動させることで、システムドライブの空き容量を確保できます。

セカンドストレージとしては、コストを抑えるなら2TBから4TBのSATA SSDが選択肢になります。

NVMe SSDほどの速度は出ませんが、アーカイブ用途であれば充分な性能です。

さらに大容量が必要で予算に余裕がある方は、追加のNVMe SSDを増設するのも良いでしょう。

おすすめSSDメーカー

BTOパソコンでSSDメーカーを選べる場合、WD(WESTERN DIGITAL)、Crucial、キオクシアといった信頼性の高いメーカーを選択するのが安心です。

WDのBlackシリーズは高性能と耐久性を両立しており、プロユースにも充分対応できます。

CrucialのP5 PlusやP3 Plusシリーズはコストパフォーマンスに優れ、長期保証も付いているため安心感があります。

キオクシアは国内メーカーとして信頼性が高く、特にEXCERIA PROシリーズはクリエイター向けに最適化されています。

人気メーカーが選べるBTOパソコンショップを選ぶことで、長期的な安心感と性能を両立できるわけです。


グラフィックボードの必要性

グラフィックボードの必要性

イラスト制作にGPUは必須か

イラスト制作においてグラフィックボードが必須かどうかは、使用するソフトウェアと作業内容によって変わってきます。

Adobe PhotoshopやCLIP STUDIO PAINTは、GPUアクセラレーションに対応しており、特定の機能でグラフィックボードの性能が活きる場面があります。

Photoshopのニューラルフィルターや、スーパー解像度、被写体選択といったAI機能は、GPUの演算能力を活用することで処理時間が大幅に短縮されます。

CLIP STUDIO PAINTでも3D素材の操作や、大きなキャンバスでの高解像度ブラシ使用時にGPU性能が効いてきます。

一方、Adobe Illustratorのようなベクターグラフィックソフトは、主にCPU性能に依存するため、グラフィックボードの恩恵は限定的です。

パソコン おすすめモデル5選

パソコンショップSEVEN ZEFT R60XY

パソコンショップSEVEN ZEFT R60XY
【ZEFT R60XY スペック】
CPUAMD Ryzen7 7800X3D 8コア/16スレッド 5.00GHz(ブースト)/4.20GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060 (VRAM:8GB)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S100 TG
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400
マザーボードAMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R60XY

パソコンショップSEVEN ZEFT Z57Z

パソコンショップSEVEN ZEFT Z57Z
【ZEFT Z57Z スペック】
CPUIntel Core Ultra5 245KF 14コア/14スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.20GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060Ti 16GB (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースCoolerMaster Silencio S600
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット750W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z57Z

パソコンショップSEVEN EFFA G09Q

パソコンショップSEVEN EFFA G09Q
【EFFA G09Q スペック】
CPUIntel Core Ultra7 265K 20コア/20スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.90GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5050 (VRAM:8GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S200 TG ARGB Plus ホワイト
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400 DIGITAL WH
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN EFFA G09Q

パソコンショップSEVEN ZEFT R60CP

パソコンショップSEVEN ZEFT R60CP
【ZEFT R60CP スペック】
CPUAMD Ryzen7 9800X3D 8コア/16スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070Ti (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (16GB x2枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースFractal Pop XL Silent Black Solid
CPUクーラー水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black
マザーボードAMD B850 チップセット MSI製 PRO B850M-A WIFI
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (CWT製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (内蔵)
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パソコンショップSEVEN ZEFT R60CP

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55AS

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55AS
【ZEFT Z55AS スペック】
CPUIntel Core Ultra9 285 24コア/24スレッド 5.60GHz(ブースト)/2.50GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX4060 (VRAM:8GB)
メモリ64GB DDR5 (32GB x2枚 Micron製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースASUS ROG Hyperion GR701 ホワイト
CPUクーラー空冷 サイズ製 空冷CPUクーラー SCYTHE() MUGEN6 BLACK EDITION
マザーボードintel B860 チップセット ASUS製 ROG STRIX B860-F GAMING WIFI
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z55AS

エントリーからミドルレンジの選択

イラスト制作用途であれば、GeForce RTX 5060TiまたはRTX 5070が性能とコストのバランスに優れた選択になります。

これらのモデルは、Blackwellアーキテクチャと第4世代RTコア、第5世代Tensorコアを搭載しており、AI処理性能が大幅に向上しています。

RTX 5060Tiは、PhotoshopのGPUアクセラレーション機能を快適に動作させるには充分な性能を持ちながら、価格も比較的抑えられています。

RTX 5070になると、より高解像度での作業や、複数のクリエイティブソフトを同時起動した場合でも余裕を持って対応できます。

DLSS 4やニューラルシェーダにも対応しているため、今後のソフトウェアアップデートで追加される新機能にも対応できる将来性があります。

AMD Radeonという選択肢

NVIDIAのGeForceシリーズが主流ですが、AMD Radeon RX 9070XTやRX 9060XTも選択肢になります。

Radeon RX 90シリーズは、RDNA 4アーキテクチャと3rd世代レイトレ加速器、2nd世代AIアクセラレータを搭載し、FSR 4という機械学習ベースのアップスケーリング技術に対応しています。

価格面ではRadeonの方がコストパフォーマンスに優れる場合が多く、予算を抑えつつGPU性能を確保したい方には魅力的です。

ただし、Adobe製品のGPUアクセラレーションはNVIDIA GPUでの最適化が進んでいる傾向があり、一部の機能ではGeForceの方が安定して動作するケースもあります。

内蔵グラフィックスでも大丈夫か

Core UltraシリーズやRyzen 9000シリーズには、統合GPUが搭載されています。

軽めのイラスト作業や、趣味レベルでの使用であれば、内蔵グラフィックスでも最低限の作業は可能です。

しかし、本格的にイラスト制作を行うのであれば、やはり専用のグラフィックボードを搭載した方が快適性は段違いに向上します。

特にPhotoshopのAI機能を頻繁に使う方や、CLIP STUDIO PAINTで3D素材を多用する方、さらには動画編集も視野に入れている方であれば、RTX 5060Ti以上のグラフィックボードを選んでおくべきでしょう。

最新グラフィックボード(VGA)性能一覧


GPU型番 VRAM 3DMarkスコア
TimeSpy
3DMarkスコア
FireStrike
TGP 公式
URL
価格com
URL
GeForce RTX 5090 32GB 48889 101010 575W 公式 価格
GeForce RTX 5080 16GB 32282 77365 360W 公式 価格
Radeon RX 9070 XT 16GB 30275 66155 304W 公式 価格
Radeon RX 7900 XTX 24GB 30198 72759 355W 公式 価格
GeForce RTX 5070 Ti 16GB 27274 68304 300W 公式 価格
Radeon RX 9070 16GB 26614 59692 220W 公式 価格
GeForce RTX 5070 12GB 22039 56285 250W 公式 価格
Radeon RX 7800 XT 16GB 20000 50025 263W 公式 価格
Radeon RX 9060 XT 16GB 16GB 16628 39015 145W 公式 価格
GeForce RTX 5060 Ti 16GB 16GB 16059 37853 180W 公式 価格
GeForce RTX 5060 Ti 8GB 8GB 15921 37632 180W 公式 価格
Arc B580 12GB 14699 34603 190W 公式 価格
Arc B570 10GB 13799 30579 150W 公式 価格
GeForce RTX 5060 8GB 13257 32067 145W 公式 価格
Radeon RX 7600 8GB 10866 31455 165W 公式 価格
GeForce RTX 4060 8GB 10694 28326 115W 公式 価格

ディスプレイとの接続環境

ディスプレイとの接続環境

色域カバー率とキャリブレーション

イラストレーターにとって、正確な色再現は作品のクオリティに直結する重要な要素です。

PCのスペックだけでなく、ディスプレイの性能と適切なキャリブレーションが欠かせません。

プロのイラストレーターとして商業案件を受ける場合、Adobe RGBカバー率90%以上、できれば95%以上のディスプレイを選ぶ必要があります。

sRGBカバー率100%は最低限の条件で、印刷物を扱う場合はより広い色域が求められます。

ディスプレイのキャリブレーションも定期的に行い、色の正確性を維持することが重要です。

解像度と画面サイズの関係

イラスト制作では、作業領域の広さが効率に直結します。

フルHD(1920×1080)でも作業は可能ですが、ツールパレットやレイヤーパネルを配置すると、実際の描画領域が狭くなってしまいますよね。

WQHD(2560×1440)以上の解像度を持つ27インチディスプレイが、イラスト制作における理想的な環境といえます。

4K(3840×2160)になると、さらに広大な作業スペースが得られますが、文字やアイコンが小さくなりすぎるため、スケーリング設定を適切に調整する必要があります。

画面サイズは27インチから32インチが視認性と作業効率のバランスが良く、多くのプロイラストレーターに支持されています。

マルチディスプレイ環境の構築

作業効率をさらに高めるなら、マルチディスプレイ環境の構築も検討する価値があります。

メインディスプレイで作業を行い、サブディスプレイに資料や参考画像、タイムラインやレイヤーパネルを表示させることで、作業領域を最大限に活用できます。

GeForce RTX 50シリーズやRadeon RX 90シリーズは、DisplayPort 2.1やHDMI 2.1に対応しており、複数の高解像度ディスプレイを同時接続できます。

デュアルディスプレイ構成であれば、メインに27インチWQHD、サブに24インチフルHDという組み合わせが実用的です。

冷却システムの選定

冷却システムの選定

空冷と水冷どちらを選ぶか

Core Ultra 200シリーズやRyzen 9000シリーズは、前世代と比較して発熱が抑制されており、空冷CPUクーラーでも充分に冷却できます。

イラスト制作用途では、CPUが常に100%負荷で動作し続けるわけではないため、高性能な空冷クーラーがあれば静音性と冷却性能を両立できます。

DEEPCOOLやサイズ、Noctuaといったメーカーの空冷クーラーは、優れた冷却性能と静音性を実現しており、多くのクリエイターに選ばれています。

特にNoctuaのNH-D15シリーズは、水冷に匹敵する冷却性能を持ちながら、メンテナンスフリーで長期間安定して使用できる点が魅力です。

一方、Core Ultra 9 285KやRyzen 9 9950X3Dといったハイエンドモデルを選ぶ場合や、長時間の高負荷作業が多い方は、水冷CPUクーラーを検討するのも良いでしょう。

DEEPCOOLやCorsair、NZXTの簡易水冷クーラーは、取り付けも比較的容易で、高い冷却性能を発揮します。

ケースのエアフロー設計

PCケースの選択も、システム全体の冷却性能に影響を与えます。

2面または3面が強化ガラス製のピラーレスケースは、見た目の美しさと適度なエアフローを両立しており、クリエイター向けのデスクトップPCとして人気が高まっています。

NZXTやLian Li、Antecといったメーカーのピラーレスケースは、デザイン性に優れながらも内部の熱を効率的に排出できる設計になっています。

一方、徹底的に冷却性能を追求するなら、DEEPCOOLやCOOLER MASTER、Thermaltakeのスタンダードなケースを選ぶのも賢明な判断です。

静音性とのバランス

イラスト制作は長時間の集中作業になるため、PCの動作音も重要な要素です。

高性能なパーツを搭載しても、ファンの回転音が気になって集中できないのでは本末転倒ですよね。

静音性を重視するなら、大型の空冷クーラーと低回転ファンの組み合わせが効果的です。

ケースファンも、静音性に優れたモデルを選び、適切な回転数で動作させることで、冷却性能と静音性を両立できます。

Fractal DesignやCorsairの木製パネルケースは、吸音性に優れた素材を使用しており、動作音を抑えながらも充分なエアフローを確保できる設計になっています。

BTOパソコンと自作PCの比較

BTOパソコンと自作PCの比較

BTOパソコンのメリット

BTOパソコンは、パーツ選定から組み立て、動作確認までをメーカーが行ってくれるため、PCの知識が少ない方でも安心して購入できます。

保証も充実しており、万が一のトラブル時にもサポートを受けられる点が大きな安心材料です。

特にイラストレーター向けのBTOパソコンは、クリエイティブソフトの動作検証が行われている場合が多く、購入後すぐに作業を始められます。

パーツの相性問題に悩まされることもなく、時間を節約できるのは大きなメリットといえるでしょう。

自作PCのメリット

自作PCは、すべてのパーツを自分で選定できるため、予算配分を細かくコントロールできます。

例えば、CPUとメモリに予算を集中させ、グラフィックボードは後から追加するといった柔軟な構成が可能です。

また、将来的なアップグレードも容易で、メモリの増設やストレージの追加、グラフィックボードの交換といったカスタマイズを自由に行えます。

PCの仕組みを理解することで、トラブル時の対処も自分でできるようになり、長期的にはコストを抑えられる可能性もあります。

コストパフォーマンスの比較

純粋な価格だけを比較すると、自作PCの方が安く仕上がる場合が多いのは事実です。

しかし、組み立てに必要な工具や、万が一の失敗リスク、さらには時間的コストを考慮すると、BTOパソコンの方がトータルでは有利になるケースも少なくありません。

特に初めてのPC購入や、すぐに作業を始めたい方にとっては、BTOパソコンの方が安心感があります。

一方、PCの知識があり、パーツ選定や組み立てを楽しめる方であれば、自作PCで理想的な構成を追求するのも魅力的な選択です。

おすすめの購入方法

イラスト制作用のPCを初めて購入する方や、安定性と保証を重視する方にはBTOパソコンがおすすめです。

人気メーカーのパーツを選べるBTOショップを選ぶことで、品質と性能を両立できます。

一方、PCの知識があり、細かいパーツ選定にこだわりたい方や、将来的なアップグレードを見据えている方には自作PCが向いています。

ただし、初めての自作に挑戦する場合は、組み立て動画や詳細なガイドを参考にしながら、慎重に作業を進める必要があります。

予算別おすすめ構成

予算別おすすめ構成

15万円クラスのエントリー構成

予算15万円前後でイラスト制作用PCを組む場合、必要最低限の性能を確保しながらも、将来的なアップグレードの余地を残した構成が理想的です。

パーツ 推奨スペック
CPU Core Ultra 5 235 / Ryzen 5 9600
メモリ DDR5-5600 32GB(16GB×2)
ストレージ NVMe SSD(Gen.4)1TB
グラフィックボード 内蔵グラフィックス(後から追加可)
電源 650W 80PLUS Bronze

この構成であれば、CLIP STUDIO PAINTやPhotoshopでの一般的なイラスト制作は快適にこなせます。
グラフィックボードは後から追加できるため、まずはCPUとメモリに予算を集中させるのが賢明です。

25万円クラスのミドルレンジ構成

予算25万円前後になると、プロのイラストレーターとして商業案件をこなすにも充分な性能を確保できます。

この価格帯が、コストパフォーマンスと性能のバランスが最も優れているといえるでしょう。

パーツ 推奨スペック
CPU Core Ultra 7 265K / Ryzen 7 9700X
メモリ DDR5-5600 32GB(16GB×2)
ストレージ NVMe SSD(Gen.4)2TB
グラフィックボード GeForce RTX 5060Ti / Radeon RX 9060XT
電源 750W 80PLUS Gold
CPUクーラー 空冷(DEEPCOOL / サイズ)

この構成であれば、大容量のPSDファイルや複数レイヤーを使った複雑な作業も快適にこなせます。
PhotoshopのAI機能も充分に活用でき、動画編集にも対応できる余裕があります。

35万円以上のハイエンド構成

予算に余裕があり、最高の作業環境を構築したい方向けのハイエンド構成です。

イラスト制作だけでなく、3DCGや動画編集も本格的に行える性能を持っています。

パーツ 推奨スペック
CPU Core Ultra 9 285K / Ryzen 9 9950X3D
メモリ DDR5-5600 64GB(32GB×2)
ストレージ NVMe SSD(Gen.4)2TB + 2TB
グラフィックボード GeForce RTX 5070Ti / Radeon RX 9070XT
電源 850W 80PLUS Platinum
CPUクーラー 簡易水冷(DEEPCOOL / Corsair)

この構成であれば、8K解像度での作業や、数百レイヤーを持つ超大規模なファイルも余裕を持って扱えます。
複数のクリエイティブソフトを同時起動し、バックグラウンドでレンダリングを行いながら別の作業を進めるといった、プロフェッショナルなワークフローにも対応できます。

周辺機器の選定

周辺機器の選定

液タブとペンタブレットの選択

イラスト制作において、入力デバイスの選択は作業効率と表現力に直結します。

液晶タブレット(液タブ)は、画面に直接描画できるため直感的な操作が可能で、アナログ感覚に近い描画体験が得られます。

Wacomの液タブは業界標準として多くのプロに支持されており、筆圧感知の精度や色再現性が優れています。

XP-PenやHUIONといったメーカーも、コストパフォーマンスに優れた製品を展開しており、予算に応じた選択肢が広がっています。

一方、ペンタブレット(板タブ)は、手元を見ずに画面を見ながら描くため慣れが必要ですが、姿勢が楽で長時間作業でも疲れにくいというメリットがあります。

価格も液タブと比較して安価で、デスクスペースも節約できます。

キーボードとマウスの重要性

イラスト制作では、ショートカットキーを多用するため、キーボードの選択も重要です。

メカニカルキーボードは、確実なキー入力とタイピングの快適性が得られ、長時間の作業でも疲れにくい特徴があります。

マウスについては、高精度なセンサーを搭載したモデルを選ぶことで、細かい操作が正確に行えます。

ロジクールやRazerといったメーカーの製品は、クリエイター向けに最適化されたモデルも展開しており、作業効率の向上に貢献します。

バックアップ環境の構築

イラストレーターにとって、作品データは何よりも大切な資産です。

PCの故障やストレージの破損に備えて、適切なバックアップ環境を構築する必要があります。

外付けSSDやNASを使った定期的なバックアップに加えて、クラウドストレージサービスの活用も効果的です。

Google DriveやDropbox、Adobe Creative Cloudストレージなど、複数のバックアップ手段を組み合わせることで、データ消失のリスクを最小限に抑えられます。

ソフトウェアとの相性

ソフトウェアとの相性

Adobe Creative Cloudの動作要件

Adobe IllustratorやPhotoshopは、イラストレーターにとって必須のソフトウェアです。

これらのソフトは、GPUアクセラレーションに対応しており、グラフィックボードの性能が作業効率に影響を与えます。

Photoshopの最新バージョンでは、ニューラルフィルターやスーパー解像度といったAI機能が充実しており、これらの機能を快適に使うにはRTX 5060Ti以上のグラフィックボードが推奨されます。

Illustratorは主にCPU性能に依存するため、Core Ultra 7クラス以上のCPUがあれば快適に動作します。

CLIP STUDIO PAINTの最適化

CLIP STUDIO PAINTは、日本のイラストレーターに最も人気の高いペイントソフトです。

比較的軽量なソフトですが、大きなキャンバスサイズや多数のレイヤーを使用する場合は、充分なメモリ容量が必要になります。

3D素材を多用する場合は、グラフィックボードの性能も重要になってきます。

RTX 5060Ti以上であれば、3D素材の操作も快適に行え、複雑なポーズの参照やパース定規の使用もスムーズです。

その他のイラストソフト

Procreate(iPad版)やMediBang Paint、Kritaといった他のイラストソフトも、それぞれ特徴があります。

これらのソフトを併用する場合でも、本記事で推奨しているスペックであれば問題なく動作します。

特にKritaは無料ながら高機能で、Photoshopの代替として使用するイラストレーターも増えています。

オープンソースソフトウェアのため、コミュニティによる活発な開発が続いており、今後の機能拡張も期待できます。

長期使用を見据えた選択

長期使用を見据えた選択

アップグレードの余地を残す

PCを購入する際は、将来的なアップグレードの可能性も考慮に入れる必要があります。

特にメモリスロットの空きや、追加のM.2スロット、グラフィックボードの増設スペースなど、拡張性のあるマザーボードとケースを選ぶことが重要です。

BTOパソコンを選ぶ場合も、カスタマイズ項目でマザーボードのスペックを確認し、将来的な拡張に対応できる構成を選びましょう。

初期投資を抑えつつ、必要に応じてパーツを追加していくアプローチは、長期的なコストパフォーマンスに優れています。

保証とサポートの重要性

BTOパソコンを購入する際は、保証期間とサポート体制も重要な選択基準です。

標準保証は1年間が一般的ですが、有償で3年保証や5年保証に延長できる場合もあります。

プロのイラストレーターとして仕事でPCを使用する場合、故障による作業停止は納期遅延に直結するため、手厚い保証とサポートは投資する価値があります。

オンサイト修理や代替機の貸し出しサービスがあるショップを選ぶのも、リスク管理の観点から有効です。

電力効率と環境性能

最新のCore UltraシリーズやRyzen 9000シリーズは、前世代と比較して電力効率が大幅に向上しています。

高性能でありながら消費電力が抑えられているため、電気代の節約にもつながります。

長時間PCを稼働させるイラストレーターにとって、電力効率の良いパーツを選ぶことは、ランニングコストの削減だけでなく、発熱の抑制や静音性の向上にも貢献します。

80PLUS GoldやPlatinum認証を取得した電源ユニットを選ぶことで、さらに効率的な電力供給が実現できます。

実際の購入プロセス

実際の購入プロセス

BTOショップの選び方

BTOパソコンを購入する際は、信頼できるショップを選ぶことが重要です。

マウスコンピューターやドスパラ、パソコン工房といった大手BTOショップは、豊富なカスタマイズオプションと充実したサポート体制を持っています。

特にクリエイター向けモデルを展開しているショップでは、イラスト制作に最適化された構成が用意されており、パーツ選定に迷う必要がありません。

カスタマイズ画面で、CPUやメモリ、ストレージのメーカーを選択できるショップを選ぶことで、品質と性能を両立できます。

見積もりと比較検討

複数のBTOショップで見積もりを取り、価格と構成を比較することも大切です。

同じスペックでも、ショップによって価格差が生じる場合があります。

ただし、単純に価格だけで判断するのではなく、保証内容やサポート体制、納期なども総合的に評価する必要があります。

少し価格が高くても、手厚い保証やサポートが付いているショップを選ぶ方が、長期的には安心感があります。

納期と初期設定

BTOパソコンの納期は、通常1週間から2週間程度です。

繁忙期やパーツの在庫状況によっては、さらに時間がかかる場合もあるため、余裕を持って注文することをおすすめします。

PCが届いたら、まずは動作確認を行い、注文した構成と相違がないかチェックしましょう。

その後、OSの初期設定やソフトウェアのインストール、ドライバの更新などを行います。

ディスプレイのキャリブレーションも忘れずに実施し、正確な色再現ができる環境を整えることが重要です。

よくある質問

よくある質問

イラスト制作にゲーミングPCは使えますか

ゲーミングPCは高性能なCPUとグラフィックボードを搭載しているため、イラスト制作にも充分に使用できます。

むしろ、ゲーミングPCとして販売されているモデルは、冷却性能や拡張性に優れている場合が多く、クリエイティブ用途にも適しています。

ただし、ゲーミングPCは派手なRGB LEDや攻撃的なデザインのケースが多いため、落ち着いた作業環境を好む方は、クリエイター向けモデルやビジネス向けモデルを選ぶのも良いでしょう。

MacとWindowsどちらが良いですか

イラスト制作においては、MacとWindowsのどちらでも問題なく作業できます。

Adobe Creative CloudやCLIP STUDIO PAINTは、両プラットフォームに対応しており、機能面での差はほとんどありません。

Macは色再現性に優れたRetinaディスプレイを標準搭載しており、デザイン業界では長年支持されてきました。

一方Windowsは、カスタマイズの自由度が高く、コストパフォーマンスに優れています。

既に使い慣れたOSがあれば、それを継続して使用するのが最も効率的です。

メモリは後から増設できますか

メモリは比較的容易に増設できるパーツです。

マザーボードに空きスロットがあれば、同じ規格のメモリを追加することで容量を増やせます。

ただし、異なるメーカーや仕様のメモリを混在させると、動作が不安定になる可能性があるため、できれば同じメーカー・同じ型番のメモリを追加するのが理想的です。

BTOパソコンを購入する際は、将来的な増設を見越して、空きスロットのある構成を選んでおくと安心です。

グラフィックボードは後から追加できますか

グラフィックボードは、PCケースに拡張スロットの空きがあり、電源容量が充分であれば後から追加できます。

ただし、電源容量が不足している場合は、電源ユニットの交換も必要になる場合があります。

BTOパソコンを購入する際に、将来的なグラフィックボード追加を考えているなら、余裕のある電源容量(750W以上)を選んでおくことをおすすめします。

また、ケースのサイズも重要で、ミニタワーケースでは大型のグラフィックボードが物理的に入らない場合もあるため注意が必要です。

SSDの容量が足りなくなったらどうすればいいですか

SSDの容量が不足してきたら、外付けSSDを追加するか、内蔵SSDを増設する方法があります。

最近のマザーボードは複数のM.2スロットを搭載しているため、追加のNVMe SSDを増設できる場合が多いです。

外付けSSDは、USB 3.2 Gen2やThunderbolt接続であれば充分な速度が出るため、アーカイブ用途には実用的な選択肢です。

完成した作品や過去のプロジェクトファイルを外部ストレージに移動させることで、システムドライブの空き容量を確保できます。

中古PCや型落ちモデルは避けるべきですか

中古PCや型落ちモデルは、価格が安い反面、保証が限定的だったり、最新のソフトウェアに対応できなかったりするリスクがあります。

特にイラスト制作用途では、Adobe Creative Cloudの最新バージョンを使用することが多く、古いハードウェアでは動作が重くなる可能性があります。

予算が限られている場合でも、できるだけ現行世代のパーツを使用した新品のBTOパソコンを選ぶことをおすすめします。

長期的に見れば、最新のパーツの方が性能と効率が優れており、結果的にコストパフォーマンスが高くなります。

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